スパーゴの歴史
カウンター含めて16席の小さなお店、七間町スパーゴ誕生
スパーゴが静岡市七間町の路地を少し入ったところに洋食屋としてOPENしたのは昭和49年のこと。このころの食のトレンドは洋食。「煮込みハンバーグが美味しい」と人づてに広まり、市役所や報道関係の会社が近くにあったことも手伝ってスパーゴの煮込みハンバーグは人気となり行列のできるお店に。カウンター含めて16席の小さなお店は1ヶ月に2000人前後、土日は一日100人を越えるお客様にお越しいただけるお店になりました。
昭和40年代後半から50年半ばにかけては、社会の富裕化に伴って世の中はグルメブームに。お店で手作りのデザートを出すようになったのは50年半ばごろから。一番初めはイチゴをふんだんに使った手作りのイチゴのババロアをお出しして、その後いち早く、クレームブリュレやティラミスなど東京で流行っているデザートを次々にお客様にお召し上がり頂きました。
平成に入るとイタリアンがブームとなり、スパーゴ姉妹店として当時の新静岡センター隣にセタ・スパーゴをOPEN。お箸で気軽に洋食を召し上がっていただく提案をし、コースメニューの中にイタリアンを取り入れました。18年に一旦、閉じさせていただき平成20年、曲金の「ホテル時之栖」一階にセタ・スパーゴ曲金店OPEN。大勢様やご家族でのお食事にも対応できるようになりました。その後、平成29年4月、ホテルにお別れをして、4月8日に静岡市葵区西ヶ谷にある、県立西ヶ谷総合運動場前に「スパーゴ西ヶ谷店」としてオープン。店の前は広々とした駐車場、店内は大きな窓と、高い天井が開放的で、ゆったりとした空間が広がり、きっとどなたも心が癒されるのでは?と、思います。
たかがハンバーグ、されどハンバーグ
また、静岡の街中には、もう1店舗。セノバとパルコを結ぶ道路沿い2F。こちらは現在開店20年弱。七間町より広い店内で、ちょっぴりおしゃれで、皆様におくつろぎいただけるお店づくりをしてまいりました。そして最後にスパーゴ草薙店。開店7年を過ぎましたが、今風で、可愛さと高級感とカジュアルさが人気のお店です。
スパーゴのハンバーグは年齢、男女を問わず、40年を越えて皆様に愛され続け、ご支持頂いております。たかがハンバーグ、されどハンバーグ。選ぶ肉質、挽き具合、焼き加減、味付けによって無限のバリエーションが生れるハンバーグ。使用する材料の質がものを言うこのデリケートな料理にこだわり続け、安心して口に入れていただけることを追求し続けています。簡単でいて難しい。それがハンバーグの魅力なのです。
どんなときでも、「心を込めて」の精神は今も当時も変わらないスパーゴの精神です。七間町のお店は創業当時から今もなお、変わらぬ外観。入り口や内装もなるべく創業当時のままに。懐かしいお仲間やご家族でのお食事に、小さな老舗も、より多くのお客様にご来店いただける、愛される店であり続けたいと願っています。